プライベートキー/シードフレーズとは何ですか?
Web3 の世界へと飛び込めば、ユーザーの資産はユーザー自身でコントロールできるようになります。この世界では無限の自由と繁栄がもたらされるものの、伴う危険も皆無ではありません。ウォレットアカウントを作成し本人認証を済ませると、プライベートキーそしてシードフレーズと言う 2 つの言葉に巡り合います。その両方が、ウォレットのセキュリティを保つために欠かせない項目となっています。
プライベートキー
プライベートキーは、英数字で構成されてる文字列です。通常は 64 ビットとなっているものの、チェーンによってその長さは変動します。プライベートキーは、ブロックチェーントランザクションでの署名作成に用いられ、支払われる資金の所有権を証明するものとなっています。
アドレスの秘密を守る鍵のうちの半分がこれで、16 進法で 64 文字で構成される文字列です。プライベートキーの文字列が変われば、アクセスされるウォレットは別のものになります。プライベートキーは、間違いを防ぐため、手書きでは記録しないようにしてください。
多くの場合、プライベートキーは次のような文字列になります:afdfd9c3d2095ef696594f6cedcae59e72dcd697e2a7521b1578140422a4f890
プライベートキーをなくしてしまうと、資産にはアクセスできなくなります。プライベートキーにより、資産が安全に保たれ、復元も容易になります。プライベートキーは、KeyStore(ファイルまたはテキスト)もしくはシードフレーズにより保存もできます。
ウォレットアドレスはクレジットカードの番号のようなもので、暗証番号さえ漏洩しなければ大きなリスクなく外部に公開しても問題の無いものです。銀行カードとその暗証番号との関係同様、プライベートキーはウォレットアドレスの認証機能として活躍するものです。ウォレットの資産のコントロールを失わないためには、プライベートキーを絶対に外部に開示してはいけません。
プライベートキーにより、ウォレットアドレスを導き出すことができます。従って、見知らぬ他人がプライベートキーを開示してきた場合、適切な警戒を取ることなく他人のプライベートキーを使うべきではありません。
プライベートキーは、ウォレットをバックアップする際に確認できます。ただし、ウォレットを削除してしまい、プライベートキーを忘れたり失ったりした場合、復元はできません。そのプライベートキーに関連したあらゆる資産は復元できなくなります。そのため、プライベートキーの安全確保は、絶対条件となります。
シードフレーズ
シードフレーズはプライベートキーの代わりとなる別の方法で、通常は 64 字で数字と文字で構成されています。無作為な文字ではないので、より覚えやすいのが特徴です。
ウォレットのシードフレーズは、通常 12 ~ 24 個の英単語から構成されています。単語の順番を覚えておけば、ウォレットは簡単に復元して使えます。
シードフレーズが手に入った場合、プライベートキーを知ったのと同義となり、ウォレットの資産を所有しているのと同じ意味になるため、シードフレーズは安全を保つことが必須です。シードフレーズを聞き出そうとしたり開示してくる他人は決して信用しないでください。
シードフレーズを利用する際、次の点に留意してください。
アプリでウォレットを作成した後、シードフレーズはすぐにバックアップしてください。
シードフレーズのバックアップの際、紙などの物理的メディアをご利用ください。資産の安全を保つため、スクリーンショットは使わないでください。
バックアップシードフレーズの正確性を確認するため、シードフレーズを複数回見直し、Ether ウォレットに実際にインポートできることをご確認ください。
バックアップしたシードフレーズは、厳重に管理してください。
シードフレーズは、ウォレットで確認してバックアップできます。ただし、ウォレットが削除されシードフレーズを忘れたまたは失くした場合、復元はできず、関連する資産も復元できなくなります。
OKXウォレットでプライベートキーとシードフレーズを使うにはどうすればいいですか?
新しく OKXウォレットを作成する
シードフレーズを書き留めて保管し、誰にも開示しないでください。

ウェブ:新しい OKXウォレットの作成時にシードフレーズをバックアップします

アプリ:新しい OKXウォレットの作成時にシードフレーズを書き留めます
備考:プライベートキー、シードフレーズとパスワードは安全に保管し、損害を避けるために決して他人に教えないでください。
既存ウォレットをエクスポートする
ウォレット管理でウォレットのバックアップを選びます。
ウォレット管理でウォレットのバックアップの選択肢を表示
ここから、以下の通り、暗号資産ごとにシードフレーズを書き留めるか、プライベートキーを確認できます。
既存ウォレットをインポートする
シードフレーズまたはプライベートキーを入力して、既存のウォレットをインポートできます。

ウェブでの操作例:シードフレーズによるインポート

アプリでの操作例:プライベートキーによるインポート
OKXウォレットの管理方法の詳細は、こちらでご覧ください。